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まちづくりセミナーそのあと。

斉藤俊幸氏のまちづくりセミナー。講演終了のあと、残った人で名刺交換など。知ってる人に知らない人にちょっと知ってる人など。接点が無いと思いつつも、いろいろと話をしていくと、どこかで繋がりがある。友人が共通してたり、家が近所だったり。狭いなーと思いつつも、県外から縁あって富山に来た人の話などもあったり。刺激的。

簡単なワークショップのあとは、打ち上げ。桜木町の十々八 ととや。ここでは、日本海の魚の話から、農業に林業、建築から木材利用などなど話題が広がる。2次会は総曲輪のLuncheon Bar ALIBABA アリババへ。マスターのギターと唄に耳を傾けつつ、カクテルを頂く。相変わらず話題は尽きず。幅広くとりとめもなく。友人も唄ってみたり。日付をまたいだあたりでお開き。

まちづくりセミナーを通して出会ったたくさんの人と話をするなかで、自分のしたいこと/するべきことが見えてきたような気がした。





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まちづくりセミナー

斉藤俊幸氏のまちづくりセミナーに参加した。

富山市が主催するまちづくりセミナーの今年度最終回。講師は地域活性化伝道師(内閣官房)で土佐市地域力創造アドバイザー(総務省)の斉藤俊幸氏。氏はしゃべりも面白いのだが、そのプロフィールも面白い。若き日のバックパッカー時代に海外で仕事に出会い、建築士の資格をとって26歳で起業。インドネシアやキルギスで内発型(地域にある素材を生かした産業)の起業創出にたずさわり、また日本では熊本県荒尾市の再生に取り組む。

ちなみに今回の講演のタイトルは、「中心市街地に種まく、コンパクトビジネス~内発型起業創出と徒歩圏内マーケットの現場~」というもの。氏がこれまでに手がけてきた事例を足早に紹介。しかし、これほどまでに商店街や地域の中で、起業ができるものかと驚く。ワインづくりに焼酎に惣菜、玄米コーヒーにコミュニティレストラン、多品種通年生産の野菜(つまりは農家の庭先などで作られる自家消費用の野菜や規格外のものなど)を販売する場所を作ったり、ジュースにお酢に…とあげていけばキリが無いぐらいにたくさん。

このたくさんのネタというか種というか、これは斉藤氏があげるキーワードのひとつ「多発」だ。小さな取り組みを積み重ねるということ。それぞれに大きな投資をしない。投資をしないというか、できるところからはじめてみるということ。この多発によるメリットは、ひとつ成功することで、次へ次へと展開が繋がっていきやすいことだ。自律のシステム。行政が投資して、きれいな舞台(場所)を作りましたよ、さあどうぞ住民のみなさん!では、ひとつ成功しても、次に繋げるのが難しいのだ。ある意味で、行政の介入が自律を妨げていることもあるかもしれないと感じた。

2時間の講演があっという間に過ぎる。話題が多すぎて、しかもどれも掘り下げてもっと聞いてみたい!と思うものばかり。紹介されていた事例は成功したものばかりだったが、講演後の質疑応答では、失敗したものもたくさんあるということ。これからはまちづくりに、1次産業や2次産業が密接に絡んでくるのだ。そこには地域の文化が眠っているのだと思う。それを繋げて連携し、新たな資金循環の流れを地域内で作ることが重要なのだ。





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まちづくりセミナー

関幸子氏のまちづくりセミナーに参加した。

富山市が主催するまちづくりセミナーに参加。雪がひどい中でもたくさんの参加者が来ている。今回の講師は、三鷹市役所でまちづくり三鷹を設立し、そこで事業プロジェクトシニアマネージャーとして活躍。現在は財団法人まちみらい千代田の専門調査員という肩書きの関幸子氏。当初の案内では「TMOがしてはいけないこと」となっていたが、本日のプレゼンタイトルは「人口減少時代のまちづくり 答えは足元にある 今、必要とされている人材とその発想」というもの。

序盤は人口減少と少子化のお話。減り続けるだろうモノ消費から、もう商業を核とした活性化はありえないと断言。ここらへんは、まちづくり三法が旧から新へと変わった流れと同調している。中心市街地活性化=商業ベースという考えに縛られていてはいけないということか。講師の関氏が漏らした富山のTMOに対する不満もそこらへんが根本にあるのかもしれない。

嫌味ではなくさすが公務員と思ったのは、行政のスリム化+改革と責任 財源確保+住民の覚悟が必要=誰もが毎日まちづくりという流れ。セミナーのなかでも再三、市民の自立を覚悟という言葉で強く促している。また、新しい協働手法の話では、従来の官から民へのアウトソーシングを、安易な行政の下請けで働く人を苦しめるだけだと批判。公共サービスの領域を拡大し、そこに官の民間化&民の公共化を行うという手法について説明する。

興味深かったのは、図書館についての話。図書館というと本を探す借りるという機能が一般的だが、海外の図書館ではビジネスで利用する調査機関的な機能もあるということ。図書館に創業とビジネスを支援する機能を付加したビジネス支援図書館のというネタを披露。この話題が六本木ヒルズの話から移っていったので、ピンと来た。というのも、すぐに六本木ヒルズにある有料民営図書館をイメージできたからだ。六本木ヒルズができた頃にこの有料民営図書館の話を聞いて、新しい図書館像だなと関心したのだが、原型は海外にあったのか…。つまりは稼げる図書館という話。

後半は三鷹市での取り組んできた事例を紹介。いかに産業を創造して支援するかということ。旧まちづくり三法のころから、商業を核として選ばなかったのは、三鷹が吉祥寺に近接するという地理的な条件もあったのだ。2時間のセミナーだったが、非常に幅広くある意味で雑多な中身の詰まった内容だった。個別の事例などはもっと掘り下げて聞いてみたいと思ったし、富山に関してもアドバイスがほしいと思った人が多かったのではないか。

しかし沖縄基地問題に成田・羽田問題、RubyにLinuxなんて話はしないほうがよいのでは…






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まちづくりセミナー

「社会科見学に行こう」の小島健一氏のまちづくりセミナーに参加した。

富山市が主催するまちづくりセミナーの第3回。先週の第2回はお仕事で参加できなかった。今回の講師は、写真家で「社会科見学に行こう」で有名な小島健一氏。社会科見学とまちづくりがどう結びつくのか?がポイント。

社会科見学をはじめることになった経緯から話がはじまる。東京の地下で共同溝の工事現場を見たことがそもそもの始まり。その現場に貼ってあった作業員ひとりひとりの名前とちょっとした一言…仕事に対するプライドだったり、家族への愛情だったり。それを見て感じ、地上に戻って、あらゆるものは人間が作っているんだと気づく。

あたりまえのことであるが、工事現場を見て、そこで働く人間の声を聞いて、実感したのだろう。正直なところ、ものを作る仕事に携わっていれば、ある程度は感じることができる感覚だと思う。しかし、あらゆるもののバックヤードが見えにくくなっている世の中なのも事実。大人の社会科見学にはこんな効果・意味があるのだ。

そんなイントロのあとは、実際に社会科見学へ。バスで移動。富山大橋の建設現場へ。途中から小雨が降ったり、風が寒かったりしたが、小島氏もちょっと楽しそう。担当者に質問したり、現場をしげしげと眺めたり。重機や鉄などの資材など、ダム萌え・工場萌えに繋がる魅力。はたしてこれがまちづくりとどう結びつくのか?

再び会場に戻り、本日のまとめ。あらゆるものは人が作ったものばかりという気づきを言い換えると、社会科見学は、「人がいる」ことを再確認する機会ということになる。つまりは、あらゆる部分に「人がいる」ことに気がつくことで、人にやさしくなれる町になれるのではというオチ。あたりまえ…と切り捨てるのは簡単だが、まちづくりという中では基本的で重要な視点だと感じた。まちとは何か?というスタート地点を再確認。


自転車ツーキニスト疋田智氏のまちづくりセミナーに参加した。
http://masa19750506.blog108.fc2.com/blog-entry-1269.html







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まちづくりセミナー

自転車ツーキニスト疋田智氏のまちづくりセミナーに参加した。

富山市が主催するまちづくりセミナーというのに初参加してみた。知人からお誘いがあって参加。こんなセミナーがあることすら知らなかったが、数年前から毎年やってるみたい。なかなかの講師陣。全6回毎週土曜日にまちづくりに関した講師を呼んでセミナーが開催されるのだ。今年の1回目は、自転車ツーキニストとして有名な疋田智氏が講師。街に住む自転車乗りとしては、聞かずにはいられない。

「自転車を生かした(ママ)まちづくり~21世紀は自転車の時代だ」というタイトル。さすがTBSプロデューサーというか、講演慣れしているというか、わかりやすい。自ら体験した自転車に乗ることのメリットからはじまり、ママチャリの謎、おなじみのヨーロッパの自転車事情、東京の自転車事情、左側通行の重要性などなど。

話題的にはまちづくりというよりも、自転車に乗ろう伝道師といった感じ。脱ママチャリすることで、距離感が変わる。セミナー参加者に強く強く訴えていた。この気持ちわかる。乗らなきゃわからんだろうけど…伝えるのは難しいのだ。「坂を登ることはキツいことではない。ただスピードが出せなくなるだけだ。」、雨の日に自転車に乗ることについて問われ「簡単です。雨の日は乗らないこと。」など、わかるわかると共感することしきり。

面白かったのはママチャリの謎。1970年の道路交通法改正によって、自転車の歩道通行(正確には自転車歩行者道…簡単にいうと広めの歩道)が認められたことによって、ママチャリが生まれ普及したという話。歩道を通行するがゆえ、重心を低くして安定性を高め、サドルを低くして足つきを良くしたということ。歩道を通行するためのメリットが、自転車本来の持つ素晴らしさが失われてしまったのだが…そして、このママチャリという自転車が世界的に見ても非常に特異なものであるということ。

自転車に目を向ける人が増えるとうれしい…あらためて思った。残りのセミナーにも参加予定。





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