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水墨美術館にて琳派・若冲と雅の世界を見る。

京都 細見美術館のコレクションによる琳派を中心として若冲も加えた絵画展。富山県水墨美術館にて開催されている。ずいぶん前から気になっていて、仕事もようやく落ち着いたので、ゆっくりと拝見。

若冲はまあ置いておいて、よかったのは、酒井抱一の作品。青面金剛像は、その書き込まれた細部に引き込まれ、どこまでも眺めて飽きがこない。また、扇面貼交屏風は、屏風に貼り付けてある扇のバランスが絶妙。単純であるが扇に描かれた絵が楽しい。作者不詳であるが、琳派らしい植物・花と描かれた昆虫のリアリズムが平面世界に両立している、四季草花草虫図屏風もよい。右から春、夏、秋、そして最後に冬となる構図の妙。

水墨美術館。そもそもこのような展覧会をやるにしても部屋が狭い。一度に見せることができるコレクションの数も限られる。さらさらと見ていくとあっという間。若冲を中心とした日本画を見るために、これまで名古屋や京都へ赴いてきたが、それらのコレクションと比べると見ごたえという部分では不満。

しかし、水墨美術館はコレクション云々よりもロケーションというか、美術館自体が美しい。中庭が美しい。前庭から道路沿いの桜並木とその上には雄大な立山連邦が聳え立ち、これを邪魔するものはない。ずっと過ごしたくなるというか、天気がよいとぼーっと時間を潰したくなる場所。写真は中庭と建物の回廊。春の陽射しと鳥の声、爽やかな風。十分じゃなくって?
富山県水墨美術館 中庭





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水墨美術館
伊藤若冲

伊藤若冲作の晩年の屏風が発見される。

北陸地方の旧家から発見ということ。あるところにはあるのだ。白い象と黒い鯨。特に潮を吹く鯨の構図が素晴らしい。いいなあ。欲しいなあ。
白い象と黒い鯨、大胆に描く 伊藤若冲、晩年の屏風



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伊藤若冲

若冲シール

トップ画像左上のオシドリを描いたのは、江戸時代の画家である伊藤若冲。
今年はプライスコレクションと相国寺で動植綵絵を見ることができた。
若冲の絵は、切り抜いてシールにしたくなるから好きだ。

伊藤若冲 - Wikipedia





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伊藤若冲

鳥の名前

右下の白いのが、Egretta thula:Snowy Egret:ユキコサギ。
左上のひっくり返ったのが、伊藤若冲の雪中鴛鴦図から、オシドリの♂。

トップ画像の話。けっこう、気に入っています。





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