博物誌

雪が降る。降りまくる。あっという間に積もりも積もった。真っ白の世界。そんな悪天候のなか、忘年会のために片山津温泉に向かう。人の運転する車で送ってもらえることになったので、安心というか不安というか。高速道路をちんたらと走る。しかし、富山から倶利伽羅峠を越えて石川に入ると雪がずいぶんと少ない。金沢から小松あたりまでくると、もう雪はない。しかし海から吹き付ける風が半端なく強い。煽られつつもなんとか温泉まで辿り着いた。

しかし電車で向かった別働隊は遅れも遅れてもう大変。雪と風でダイヤがぐちゃぐちゃに。情報が錯綜する構内。まあでもそれはそれ。遅れはしたけど、忘年会は忘年会。旨くもない宴会料理に、せっかちでいて気の利かない仲居に、隙間風が心地よい（うそ）古い部屋に、海苔がのった古臭いラーメンに、いつもどおり穏やかな柴山潟に。

おかげでゆっくり話をすることもできた。それはまた今度。

TAG :

温泉

週の半ばに温泉に泊まりに行っていたのだが、そこの浴場で知らないおじさんと話をした。海にカモシカが出たこと、カラダを柔らかくすること、詩吟のこと、酒の呑み方など。

TAG :

温泉