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DNAと生物多様性とツキノワグマと。

ツキノワグマ激減の理由分かった 東・西・南日本で異なるDNA進化(産経ニュース)

DNAの違いが原因でツキノワグマが激減した…と誤読できてしまうニュースのタイトルはいかがなものか。個体数が減ったゆえに、遺伝子の多様性が損なわれ、よって病気に対して弱くなり、個体群の絶滅の可能性が高くなったわけで。西日本に生息するツキノワグマのDNAが、病気に対して特別に弱い特徴を持っているわけではない。

遺伝的多様性については、なかなか理解されにくいわけだが…生物多様性という言葉を聞いて、一般的に思い浮かべるのは、種の多様性だろう。いろんな動物がいるとか、虫や鳥の種類が豊富とか。しかし、同じ種であっても、住んでいる場所や集団によっても、個体にずいぶんと違いがあることが知られている。これが遺伝的多様性だ。つまり、環境条件の差を少なくして、一定の条件で育てた時の形質のバラツキがその指標となる。

遺伝的多様性はもちろんその種の個体数が多いほど豊かになる。本来的な自然環境に晒されていること、様々な外的要因が種への適度なストレスとなり、これが遺伝的多様性をもたらす。長い年月をかけて積み重ねてきた多様性を守ることは重要なことだ。遺伝的多様性が小さい種の場合、現在適応している環境が変化したとき、その変化に対応できず多くの個体が死に、種全体が絶滅の危機に瀕する恐れがある。目に見えにくいからこそ重要なのだ。

しかしこのニュースタイトルはヒドイ。ニュース本文を読んでもとても「ツキノワグマ激減の理由がわかった」とは読み取れない。何かしらの意図があるのか、あえて誤読させて興味を持たせる煽りか、ただ単に頭が悪かったか。



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