小佐波御前山を目指すも撤退。
- 2010-09-19(22:22) /
- 山行記 hyke
いろいろあって突っ走ってきた先週からの諸々の疲れもあって、ゆっくり眠らせて頂いてゆっくり起きたらば、晴れ。天気予報はあまりあてないならないようだ。とりあえず、深夜まで雨はなさそう。もう昼も近い時間だが、どこか行きたい。登りたい。というわけで、比較的近くてお手頃な小佐波御前山を目指す。
風の城への登り。BBQを楽しむグループ。キャンプ場でテントを楽しむ人たちなどなど。陽射しがあるところは暑いが、森のなかへ入ってしまうと、すでに秋の気配。風の城を超えて森の中をてくてくと。栗がドングリがいっぱい落ちている。久しぶりの森歩き。気持ちがいい。ちょっと熊が怖かったりするが、森が好きだ。さて、もう少しで御前山というところ…諸々の事情+雨により撤退。
微妙に汗をかいたが、かきたらず。帰って自転車に乗るかと思ったら、雨が降り。なんだかなーという久しぶりの山。
風の城への登り。BBQを楽しむグループ。キャンプ場でテントを楽しむ人たちなどなど。陽射しがあるところは暑いが、森のなかへ入ってしまうと、すでに秋の気配。風の城を超えて森の中をてくてくと。栗がドングリがいっぱい落ちている。久しぶりの森歩き。気持ちがいい。ちょっと熊が怖かったりするが、森が好きだ。さて、もう少しで御前山というところ…諸々の事情+雨により撤退。
微妙に汗をかいたが、かきたらず。帰って自転車に乗るかと思ったら、雨が降り。なんだかなーという久しぶりの山。

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室堂~雄山をピストン。
- 2010-08-24(22:22) /
- 山行記 hyke
お仕事関係で立山登山。目指すは雄山。まったく登山経験のない人を含む7人が本日のメンバー。自分はご案内役。午後からの天気が心配だが、朝は素晴らしい快晴。弥陀ヶ原をゆく車中からは、大日岳が朝日を浴びてきらきらと輝く姿を拝むことができた。
ゆっくりと一の越を目指す。箱庭のような景色。いつ見ても感激してしまう。テンションあがる。同行のみなは黙々と歩く。

雲が湧き立ってきているが、五色ヶ原まですっきりと見通すことができる。龍王岳はいつ見てもかっこいい。

雄山山頂を望む。流れる雲がダイナミックでドラマチック。

ひとり風邪気味でずいぶんと辛そうだったが、なんとか山頂まで到着。ここでゆっくり長めのランチタイム。休んでいると一の越で一緒だった小学生らが次々と山頂へ。学校での登山。今日だけで3つの学校が登山に来ていた。一時、事故などの影響か学校での集団による登山が減ったと聞いていたが、また最近は増えているとか。
山頂で休憩しているあいだ、天気はぐるぐると変化する。あっという間に登ってきた登山道が真っ白の霧に包まれて見えなくなる。遥か向こうには黒い雲。黒部ダムを見たいというリクエストもあり、大汝山まで歩けば、上からダムを眺めることができる。コースタイム的には片道20分。行きたい!と思ったが、同行者の体調がいまいちなようで…黒い雲の動きを眺めつつ、判断。
このまま下山することに。雨がいつ来るかひやひやしながら行動開始。一の越までたどり着いて一安心。休憩のあと、室堂まで歩く。みなかなり疲労している様子。時間はずいぶんとあったので、みくりが池や地獄谷などを見てまわるか提案するが、体力的に限界の様子。とりあえず、みくりが池まで。風があまりないので綺麗に青空と雲を写している。

室堂で帰りの車に乗り込んだ瞬間にフロントガラスに雨粒が。大汝山まで歩いていたら、下山中に降られていただろう。とりあえず、みな無事に下山できて案内役の責任は果たせた模様。自分としては、せっかくここまで来たのにもったいない!というか、もっと山を楽しみたい!歩きたい!と思ったそんなフラストレーション登山だった。
ゆっくりと一の越を目指す。箱庭のような景色。いつ見ても感激してしまう。テンションあがる。同行のみなは黙々と歩く。

雲が湧き立ってきているが、五色ヶ原まですっきりと見通すことができる。龍王岳はいつ見てもかっこいい。

雄山山頂を望む。流れる雲がダイナミックでドラマチック。

ひとり風邪気味でずいぶんと辛そうだったが、なんとか山頂まで到着。ここでゆっくり長めのランチタイム。休んでいると一の越で一緒だった小学生らが次々と山頂へ。学校での登山。今日だけで3つの学校が登山に来ていた。一時、事故などの影響か学校での集団による登山が減ったと聞いていたが、また最近は増えているとか。
山頂で休憩しているあいだ、天気はぐるぐると変化する。あっという間に登ってきた登山道が真っ白の霧に包まれて見えなくなる。遥か向こうには黒い雲。黒部ダムを見たいというリクエストもあり、大汝山まで歩けば、上からダムを眺めることができる。コースタイム的には片道20分。行きたい!と思ったが、同行者の体調がいまいちなようで…黒い雲の動きを眺めつつ、判断。
このまま下山することに。雨がいつ来るかひやひやしながら行動開始。一の越までたどり着いて一安心。休憩のあと、室堂まで歩く。みなかなり疲労している様子。時間はずいぶんとあったので、みくりが池や地獄谷などを見てまわるか提案するが、体力的に限界の様子。とりあえず、みくりが池まで。風があまりないので綺麗に青空と雲を写している。

室堂で帰りの車に乗り込んだ瞬間にフロントガラスに雨粒が。大汝山まで歩いていたら、下山中に降られていただろう。とりあえず、みな無事に下山できて案内役の責任は果たせた模様。自分としては、せっかくここまで来たのにもったいない!というか、もっと山を楽しみたい!歩きたい!と思ったそんなフラストレーション登山だった。

とやま夏期大学 田部井淳子氏の講演を聴く。
- 2010-07-23(22:22) /
- 生 活 etc.
誘われて、午後から立山国際ホテルへ。午前中からハードな打ち合わせがあって、その仕事を片付けずに、心を切り替えて移動。本当は小泉武夫氏の方が興味があったのだけど、日曜日だしなあと躊躇していて、実はあまり興味がなかったのだ…「世界の山々をめざして」田部井淳子氏の講演。
会場は満員満席大人気。さすがに平日の午後ということで、高齢者の方も多いが、登山ブームもあって若い女性もちらほらと。興味が無かった…と云いつつも講演が始まると、あっという間に田部井さんのトークにひきつけられる。トークの技術というよりも、人柄といったほうがいいか。喋る喋るしゃべる時間があっという間にすぎていく。13:30~17:00までと長丁場だなと思っていたが、実際にはじまってみるとあっという間だった。
そんなに話すことなんてあるのかな?と思っていたが、世界中の山を登っているのだ。世界中を旅しているのだ。それも40年近く前からである。そんな経験を積んだ人の話が面白くないわけがない。簡単な登山のテクニックやエベレストに登頂したときの話、南極の話、ニューギニアの山の話、なぜ山に登り始めたのか?というきっかけに、数々の写真を交えてのトーク。面白い。
自分は今年で70歳になったが、平均年齢まで生きることができるとしたら、まだあと何年かある。この年になってやるべきこと/目標がはっきりしてきたので、残りの人生も充実して生きることができる…という田部井さんの言葉にぐっときた。
喋る姿から、山を登る姿からは、バイタリティが溢れ、生の輝きが眩しいくらいだが、そんな田部井さんから死を意識した言葉がふいに出てくる。ドキっとしたと同時に心がじんわりと感動して、勇気を貰った気がした。
一緒に行った人(男子)が会場で売っていた「田部井淳子のはじめる!山ガール」を買っていた。なぜ?
とやま夏期大学
http://www.kitanippon.co.jp/pub/ad/2010/kakidaigaku/
会場は満員満席大人気。さすがに平日の午後ということで、高齢者の方も多いが、登山ブームもあって若い女性もちらほらと。興味が無かった…と云いつつも講演が始まると、あっという間に田部井さんのトークにひきつけられる。トークの技術というよりも、人柄といったほうがいいか。喋る喋るしゃべる時間があっという間にすぎていく。13:30~17:00までと長丁場だなと思っていたが、実際にはじまってみるとあっという間だった。
そんなに話すことなんてあるのかな?と思っていたが、世界中の山を登っているのだ。世界中を旅しているのだ。それも40年近く前からである。そんな経験を積んだ人の話が面白くないわけがない。簡単な登山のテクニックやエベレストに登頂したときの話、南極の話、ニューギニアの山の話、なぜ山に登り始めたのか?というきっかけに、数々の写真を交えてのトーク。面白い。
自分は今年で70歳になったが、平均年齢まで生きることができるとしたら、まだあと何年かある。この年になってやるべきこと/目標がはっきりしてきたので、残りの人生も充実して生きることができる…という田部井さんの言葉にぐっときた。
喋る姿から、山を登る姿からは、バイタリティが溢れ、生の輝きが眩しいくらいだが、そんな田部井さんから死を意識した言葉がふいに出てくる。ドキっとしたと同時に心がじんわりと感動して、勇気を貰った気がした。
一緒に行った人(男子)が会場で売っていた「田部井淳子のはじめる!山ガール」を買っていた。なぜ?
とやま夏期大学
http://www.kitanippon.co.jp/pub/ad/2010/kakidaigaku/

白木峰散策。
- 2010-07-19(18:18) /
- 山行記 hyke
海の日だけど、山の日。久しぶりの白木峰へ。ニュースでニッコウキスゲが開花とかやっていたので期待しつつ、また前回は周辺を散策しただけだったので、今回は小白木峰まで歩くつもりで出発。
大長谷温泉を過ぎ、キャンプ場横の林道をずんずん登って登山口へ。この林道が長い。登山口には8時前に到着するもすでに車が溢れて、林道脇に並んでいる。邪魔にならないところに駐車して、スタート。登山道は斜面を直登する。ジグザグに斜面を登る林道を2回横断して、あっという間に頂上付近の開けた場所に到着。ひどい…ひとつはニッコウキスゲがかなりまばらでハズレの様相。もうひとつひどいのはガス。数十メートル先の視界が無く、真っ白の雲の中状態。風も強くて肌寒い。
小白木峰へ向かうルートの下り手前まで行ってみるが、どうにも南東のほうからの雲がずっと流れてきている。どうにも楽しそうな登山になりそうもないので、白木峰周辺散策にプランを変更。さらにいつも持参しているプラティパスに入れた水を忘れてしまい、カップラーメンを作ることができないことが判明。弱り目に祟り目。
池糖に映るニッコウキスゲと空。風がかなり強く、他の池糖の水面は波打っていたが、ここは山の陰になって静か。

北のほうへ歩き始めてしばらくすると雲が切れてくる。青空が見えるとテンションがあがる。小白木峰に向かえばよかったか…と思ったり、振り返ってみてまだ灰色の雲が南東の空にあるのを見たり。広がる草原と木道+青空というのは、なんとも素敵ではないか。

浮島のある池糖にて。奥には北アルプスの山々が屏風のように連なって見える。朝日岳に剣岳に立山三山に薬師岳などなど。池糖のまわりを囲む木道には、よけて歩くのが面倒なくらいに人が座り込んでいる。食事をしたり休憩したり。白木峰はあいかわらずの人気で、登山というよりも桜を見に来て弁当食べるか、犬の散歩のついでみたいな人も多い。山ガールも少々。オシャレ登山も少々。

連休の〆の登山としては、半端すぎたけど、梅雨で鈍った体を起こすにはぼちぼち適当。
大長谷温泉を過ぎ、キャンプ場横の林道をずんずん登って登山口へ。この林道が長い。登山口には8時前に到着するもすでに車が溢れて、林道脇に並んでいる。邪魔にならないところに駐車して、スタート。登山道は斜面を直登する。ジグザグに斜面を登る林道を2回横断して、あっという間に頂上付近の開けた場所に到着。ひどい…ひとつはニッコウキスゲがかなりまばらでハズレの様相。もうひとつひどいのはガス。数十メートル先の視界が無く、真っ白の雲の中状態。風も強くて肌寒い。
小白木峰へ向かうルートの下り手前まで行ってみるが、どうにも南東のほうからの雲がずっと流れてきている。どうにも楽しそうな登山になりそうもないので、白木峰周辺散策にプランを変更。さらにいつも持参しているプラティパスに入れた水を忘れてしまい、カップラーメンを作ることができないことが判明。弱り目に祟り目。
池糖に映るニッコウキスゲと空。風がかなり強く、他の池糖の水面は波打っていたが、ここは山の陰になって静か。

北のほうへ歩き始めてしばらくすると雲が切れてくる。青空が見えるとテンションがあがる。小白木峰に向かえばよかったか…と思ったり、振り返ってみてまだ灰色の雲が南東の空にあるのを見たり。広がる草原と木道+青空というのは、なんとも素敵ではないか。

浮島のある池糖にて。奥には北アルプスの山々が屏風のように連なって見える。朝日岳に剣岳に立山三山に薬師岳などなど。池糖のまわりを囲む木道には、よけて歩くのが面倒なくらいに人が座り込んでいる。食事をしたり休憩したり。白木峰はあいかわらずの人気で、登山というよりも桜を見に来て弁当食べるか、犬の散歩のついでみたいな人も多い。山ガールも少々。オシャレ登山も少々。

連休の〆の登山としては、半端すぎたけど、梅雨で鈍った体を起こすにはぼちぼち適当。

ようやく梅雨も明けて、籾糠山へ。
- 2010-07-18(20:20) /
- 山行記 hyke
いよいよ梅雨明け。今年はぐだぐだと雨を引きずることもなく、すっきりと季節が切り替わる。スイッチを入れて青空の夏空に変わる。ずっと行きたい行きたいと思いつつも、なかなかタイミングが合わなかった籾糠山へ向かう。
高速道路で白川郷を目指す。高速を降りてから国道360号(国道とはいえ、くねくねと細い峠の道)を経由して、籾糠山への登山口のある天生峠へ。こちらは泉鏡花の小説『高野聖』の舞台となった場所。ロマンチシズムと怪異に惹かれる。登山口にある広い駐車場に車を停める。まだ5台程度。さっさと準備して登りはじめる。
人気の山と聞いていたが、今日は少ないのか、時間が早いのか、誰もいない。登山口から30分ほど歩くと天生湿原にたどり着く。ニッコウキスゲが咲き誇るように、黄色い花弁を広げ、群生している。緑の湿原に黄色のアクセントが美しい。何よりも青空が素晴らしい。人で溢れる前でよかった。静かに風の音と鳥の声を聞きながら、しばしぼんやり。

一輪だけ、寂しく咲くニッコウキスゲもよい。

木平湿原のそばにあるダケカンバの巨木。天を支えんばかりのその幹は、神々しいまでの力強さ。

湿原で写真を撮り撮り歩いて、景色を味わいつくして、ゆっくりゆっくりと登る。ようやく山頂に到着。先客は二人組のみ。静かな山頂でちょっと早いランチの準備。ランチといっても、持参したおにぎりとカップラーメン+あんぱん。飛騨の奥深い山々が連なる景色を眺めながらのんびり頂く…と思いきや、この狭い山頂に来るわ来るわ団体登山客が!噂には聞いていたがすごい。三河から来た模様。あっという間に山頂に20人近い人がひしめく。ランチも早々に切り上げて山頂から撤退。

山頂のすぐ下にあるベンチであんぱんを食べる。続々と登山者が山頂を目指して登ってゆく。今日は人が少ないのかと思っていたが、それは勘違いだった。自分たちはただ一足早かっただけのようだ。しかし、あの団体で登るというのは楽しいのか。チームという一体感も感じないし、電車で同じ車両に乗り合わせただけの他人同士とも違う、妙な空々しい仲間っぽさが見え隠れして…それにしてもあの人数であの山頂で昼食をというツアー?の設定はおかしい。
さっさと下山。しかし暑さから身体がやたら火照るし、水を飲みすぎたのか足が重い。たいした急な登りも下りもない安全なコース。登山道は登山者から500円を徴収しているだけあって、きちんと整備されて遊歩道のようだ。階段になっているし、コースはロープで明示されているし、分岐には標識が立ち、残りの距離表示も適切なタイミングであらわれる。
登山口に戻り、受付のテントのおじさんとしばし雑談。今日はもう100人を超える人が山に入っているという。駐車場も8割が埋まっている。バイクでツーリング途中に休憩している人もたくさん。写真は、帰りの国道360号沿いにある大きな滝。

今回は登りをブナ探勝路、下りを木平湿原のコースとしたため、カツラの巨木群のあるルートを通らなかった。季節を変えて、秋にまた登るのもよし。しかし、この天生の地でその魅力に惹かれて再びこの地を訪れたらば、この地に住む物の怪に動物に変えられてしまうかも…なんてことを思いつつ。

高速道路で白川郷を目指す。高速を降りてから国道360号(国道とはいえ、くねくねと細い峠の道)を経由して、籾糠山への登山口のある天生峠へ。こちらは泉鏡花の小説『高野聖』の舞台となった場所。ロマンチシズムと怪異に惹かれる。登山口にある広い駐車場に車を停める。まだ5台程度。さっさと準備して登りはじめる。
人気の山と聞いていたが、今日は少ないのか、時間が早いのか、誰もいない。登山口から30分ほど歩くと天生湿原にたどり着く。ニッコウキスゲが咲き誇るように、黄色い花弁を広げ、群生している。緑の湿原に黄色のアクセントが美しい。何よりも青空が素晴らしい。人で溢れる前でよかった。静かに風の音と鳥の声を聞きながら、しばしぼんやり。

一輪だけ、寂しく咲くニッコウキスゲもよい。

木平湿原のそばにあるダケカンバの巨木。天を支えんばかりのその幹は、神々しいまでの力強さ。

湿原で写真を撮り撮り歩いて、景色を味わいつくして、ゆっくりゆっくりと登る。ようやく山頂に到着。先客は二人組のみ。静かな山頂でちょっと早いランチの準備。ランチといっても、持参したおにぎりとカップラーメン+あんぱん。飛騨の奥深い山々が連なる景色を眺めながらのんびり頂く…と思いきや、この狭い山頂に来るわ来るわ団体登山客が!噂には聞いていたがすごい。三河から来た模様。あっという間に山頂に20人近い人がひしめく。ランチも早々に切り上げて山頂から撤退。

山頂のすぐ下にあるベンチであんぱんを食べる。続々と登山者が山頂を目指して登ってゆく。今日は人が少ないのかと思っていたが、それは勘違いだった。自分たちはただ一足早かっただけのようだ。しかし、あの団体で登るというのは楽しいのか。チームという一体感も感じないし、電車で同じ車両に乗り合わせただけの他人同士とも違う、妙な空々しい仲間っぽさが見え隠れして…それにしてもあの人数であの山頂で昼食をというツアー?の設定はおかしい。
さっさと下山。しかし暑さから身体がやたら火照るし、水を飲みすぎたのか足が重い。たいした急な登りも下りもない安全なコース。登山道は登山者から500円を徴収しているだけあって、きちんと整備されて遊歩道のようだ。階段になっているし、コースはロープで明示されているし、分岐には標識が立ち、残りの距離表示も適切なタイミングであらわれる。
登山口に戻り、受付のテントのおじさんとしばし雑談。今日はもう100人を超える人が山に入っているという。駐車場も8割が埋まっている。バイクでツーリング途中に休憩している人もたくさん。写真は、帰りの国道360号沿いにある大きな滝。

今回は登りをブナ探勝路、下りを木平湿原のコースとしたため、カツラの巨木群のあるルートを通らなかった。季節を変えて、秋にまた登るのもよし。しかし、この天生の地でその魅力に惹かれて再びこの地を訪れたらば、この地に住む物の怪に動物に変えられてしまうかも…なんてことを思いつつ。


2XU コンプレッション アームスリーブを購入。
- 2010-07-06(21:21) /
- 山道具 tool
鋲ガ岳と烏帽子山に登る。#2
- 2010-06-06(23:23) /
- 山行記 hyke
鋲ガ岳と烏帽子山に登る。#1
- 2010-06-06(21:21) /
- 山行記 hyke
今週末はどこに行こうかと悩みつつ。袴腰山もいいな、いやいや中山からの剱岳も捨てがたい…などと思案。昨日になって突如浮上した鋲ガ岳と烏帽子山。事前にルートを確認するため、ちょこちょこ調べていたら、やはり?アクセスする林道が土砂崩れで通行止めということ。他にルートはないのかといろいろ調べつつ、twitterで情報を頂いて助けてもらって、さあ出発。
魚津ICから、山間部の集落である田籾に入り、そこから林道へ。嘉例沢キャンプ場を目指す。土砂崩れしていると思われる分岐には、通行止めの看板。迷わず旧道へ入り、無事キャンプ場へ到着。
キャンプ場の駐車場からすぐに鋲ガ岳への登山口がある。15分ほどで尾根筋について、そこから5分もいけば鋲ガ岳の頂上。といってもベンチと東屋があるだけ。すぐに引き返して、烏帽子山の山頂へ向かう。しばらくは尾根をゆくなだらかな道。ゆっくりと登りはじめる。ブナとミズナラの森は、青葉に光が乱反射して美しい…青々とした木々を見ていると、こちらまで生命の気力が湧いてくる。
滋賀から珍しい花があるということで登山に来た中年の夫婦がいたり。山は今が花盛り。蜂たちと蝶が舞う。

急な登りはないので、さくさくとペースよく進む。烏帽子山前衛峰の平にさしかかると、まだ残雪が多く残っている。ここではルートを見失いやすい。夏道のテープもあれば、積雪期のルートを示すテープが木に結ばれていたり。沢に残った雪がルートのように見えてしまったり。よく登っているという登山者の方もどこっだっけ?と迷って一緒にルートを探す。

残雪を抜けて登っていくと、道が狭くなり藪だらけに。踏み跡はしっかりあるので、迷うことはないのだけれど、足元が見えず歩きづらい。快晴で気持ちがよいが、雨が降っていたり、葉が濡れていたら最悪だろう。

ついに山頂へ。キャンプ場から鋲ヶ岳を経由して2時間15分ほどで到着。僧ヶ岳から白馬岳などなどの絶景はまた今度。

魚津ICから、山間部の集落である田籾に入り、そこから林道へ。嘉例沢キャンプ場を目指す。土砂崩れしていると思われる分岐には、通行止めの看板。迷わず旧道へ入り、無事キャンプ場へ到着。
キャンプ場の駐車場からすぐに鋲ガ岳への登山口がある。15分ほどで尾根筋について、そこから5分もいけば鋲ガ岳の頂上。といってもベンチと東屋があるだけ。すぐに引き返して、烏帽子山の山頂へ向かう。しばらくは尾根をゆくなだらかな道。ゆっくりと登りはじめる。ブナとミズナラの森は、青葉に光が乱反射して美しい…青々とした木々を見ていると、こちらまで生命の気力が湧いてくる。
滋賀から珍しい花があるということで登山に来た中年の夫婦がいたり。山は今が花盛り。蜂たちと蝶が舞う。

急な登りはないので、さくさくとペースよく進む。烏帽子山前衛峰の平にさしかかると、まだ残雪が多く残っている。ここではルートを見失いやすい。夏道のテープもあれば、積雪期のルートを示すテープが木に結ばれていたり。沢に残った雪がルートのように見えてしまったり。よく登っているという登山者の方もどこっだっけ?と迷って一緒にルートを探す。

残雪を抜けて登っていくと、道が狭くなり藪だらけに。踏み跡はしっかりあるので、迷うことはないのだけれど、足元が見えず歩きづらい。快晴で気持ちがよいが、雨が降っていたり、葉が濡れていたら最悪だろう。

ついに山頂へ。キャンプ場から鋲ヶ岳を経由して2時間15分ほどで到着。僧ヶ岳から白馬岳などなどの絶景はまた今度。


赤祖父山に登る。
- 2010-05-16(20:20) /
- 山行記 hyke
昨年の6月に雨と靄で撤退を決め込んだ赤祖父山に再び。林道沿いの空き地に車を停めて登りはじめる。まずは杉の造林地。急というわけでもなく、緩いわけでもなく。階段上でもなく、だらだらとした坂。以前に登ったときは、雑草が覆いかぶさってきて大変だったが、この時期の草はまだまだ。枯葉のふかふかの絨毯を踏みしめて歩く。
しばらく歩いて振り返るとこの景色。すっきり晴れて心地よい。散居村的風景と奥には医王山。

コースタイムには2時間とあったが、1時間半ほどで主稜線の分岐に辿り着く。ここからはゆったりした稜線歩き。この道は昔、道宗と云う僧が、師である蓮如上人に会うため、上平から井波にある瑞泉寺まで何度も通った歴史ある道。しばらく歩くと、ブナの森に入る。まだまだ残雪が残る道をゆく。ブナの新芽が若々しく、なんとも心地よい森。テンションあがる。

稜線歩きもあっという間に残念ながら終わってしまう。30分かからず赤祖父山の山頂を示す道標に到着。ここが稜線の分岐となっている。右へゆくと、さらに高清水山への道もあるが、こちらは左の展望峰へ向かう。

数分で展望峰へ。広くはないが、遮るもののない景色が広がる展望峰。ゆったりとランチ。最近は山に登る楽しみの半分がこのランチタイムになっている気がする。といってもたいしたものは食べていない。コンビニで買ったパンだったり、カップラーメンだったり。おやつの一口羊羹だったり、珈琲だったり。それでも何故だか妙に美味いのだ。地上だったら食べないカップラーメンですら美味い。しかし、本当に美味しいものを山に登って食べたら、いったいどうなってしまうのだろう。

ゆったり休んでから下山。道宗道のブナが名残惜しい。振り返って、ブナの森の入口に立っているこのブナの大木の枝ぶりを眺める。ずいぶんと眺めるが、まったく飽きることがない。自由に空に向かって、太陽に向かって枝を伸ばしている姿。その姿がなんとも美しい。アートというものが辿り着こうとしているものが、このブナに単純に存在している気がする。無事、下山。

しばらく歩いて振り返るとこの景色。すっきり晴れて心地よい。散居村的風景と奥には医王山。

コースタイムには2時間とあったが、1時間半ほどで主稜線の分岐に辿り着く。ここからはゆったりした稜線歩き。この道は昔、道宗と云う僧が、師である蓮如上人に会うため、上平から井波にある瑞泉寺まで何度も通った歴史ある道。しばらく歩くと、ブナの森に入る。まだまだ残雪が残る道をゆく。ブナの新芽が若々しく、なんとも心地よい森。テンションあがる。

稜線歩きもあっという間に残念ながら終わってしまう。30分かからず赤祖父山の山頂を示す道標に到着。ここが稜線の分岐となっている。右へゆくと、さらに高清水山への道もあるが、こちらは左の展望峰へ向かう。

数分で展望峰へ。広くはないが、遮るもののない景色が広がる展望峰。ゆったりとランチ。最近は山に登る楽しみの半分がこのランチタイムになっている気がする。といってもたいしたものは食べていない。コンビニで買ったパンだったり、カップラーメンだったり。おやつの一口羊羹だったり、珈琲だったり。それでも何故だか妙に美味いのだ。地上だったら食べないカップラーメンですら美味い。しかし、本当に美味しいものを山に登って食べたら、いったいどうなってしまうのだろう。

ゆったり休んでから下山。道宗道のブナが名残惜しい。振り返って、ブナの森の入口に立っているこのブナの大木の枝ぶりを眺める。ずいぶんと眺めるが、まったく飽きることがない。自由に空に向かって、太陽に向かって枝を伸ばしている姿。その姿がなんとも美しい。アートというものが辿り着こうとしているものが、このブナに単純に存在している気がする。無事、下山。


大辻山に登る。
- 2010-05-09(17:17) /
- 山行記 hyke
どこに行こうか登ろうか迷ったあげく、大辻山に決定。一昨年の秋に登ったときは、靄で何も見えない山頂にがっかりした記憶があって、イメージがよくない。去年の2月にうっし~さんに助けられてスノーシューで登ったときには、灰色の空ながらも剱岳をしっかり見ることができて感動した記憶があるのだが…山は登るタイミングでイメージが違ったものになるもの。
さて、林道にもすでに雪はほとんどなく、ちょっとした日陰に残るのみ。登山口に着くとまだ9時前だというのに、駐車場はほぼ満車状態。人気の山だ。なんとか端に停めてスタート。昨日の酒が残っているのか、体調はよろしくない。足が重い。登りがきつい。急なところもないので、ゆっくりとせっせと一歩一歩、歩く歩く。
大辻山の登山道は小さなピークをいくつか越えて、登ったり降りたりしながら進んでゆく。雪がどれくらい残っているのか気になったが、ほとんどない。すっかり溶けてしまったようだ。おかげでぬかるんだ箇所が多い。ゆっくり歩いて、1時間20分ほどで山頂へ。そこからの景色。剱岳、大日岳、立山雄山、称名滝、弥陀ヶ原…山々が連なって並んで、これぞ絶景というもの。

さて、林道にもすでに雪はほとんどなく、ちょっとした日陰に残るのみ。登山口に着くとまだ9時前だというのに、駐車場はほぼ満車状態。人気の山だ。なんとか端に停めてスタート。昨日の酒が残っているのか、体調はよろしくない。足が重い。登りがきつい。急なところもないので、ゆっくりとせっせと一歩一歩、歩く歩く。
大辻山の登山道は小さなピークをいくつか越えて、登ったり降りたりしながら進んでゆく。雪がどれくらい残っているのか気になったが、ほとんどない。すっかり溶けてしまったようだ。おかげでぬかるんだ箇所が多い。ゆっくり歩いて、1時間20分ほどで山頂へ。そこからの景色。剱岳、大日岳、立山雄山、称名滝、弥陀ヶ原…山々が連なって並んで、これぞ絶景というもの。

