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難病募金をコンサルティング。

○○ちゃん○○君の命を救うために募金してください!というのがしばらく前に流行っていて、テレビでも積極的といっていいほどに応援されていたからか、億を超える金額がこんなローカルなところでも集まった。金額もそのスピードも驚いた。難病によって若い命が失われる、ということに対する訴求力というか、まだまだローカルではテレビの力が大きいというか、そもそもみんな誰かを助けたい(そんな気分になりたい)なんてことが、見えたりした。

しかし、億を超えるという金額も金額だし、その募金の集め方にしても、集まったお金の管理にしても、とても大変だろう。テレビなどのマスコミの力を借りることで、その影響力は救われる存在である患者の家族だけではとても対応できなくなると想像できる。当然、ボランティア(?)でまわりで支えてくれる人がいるからこそできることなのだろう。

募金コンサルタントなどという職業はないのだろうか。効率的な募金の集め方からアピールの方法の指導、集めたお金の管理から公正明朗な会計報告などなど。コンサルティングの報酬は募金からってのはマズイのか。

しかし、マスコミでさかんに募金ぼきん、命いのちと声高に喧伝するわりには、問題の本質について語られることが少ない。順番待ちがどーこーとか救われる命の数は変わらないとか、今更言うつもりもないが(そもそも募金行為は自由意志)、まず臓器移植についての倫理的/医療的な問題、どうして国内で臓器提供が少ないのかなどについて、もっと丁寧に伝えるべきでは?

募金というか寄付というのが極めて曖昧なシステムで、妙なことを勘ぐりたくなるのもわからんではない。さらに助けたい側のエゴが見え隠れしたりして、気持ち悪かったり。でもまあなんだかんだ言って、現実に限られた時間と戦ってる人がいるわけで。マスコミがすべきは、誰かを助けるためだけにリソースを使うことではなく、みんなを助けることにこそ使ってほしかった。

心臓移植はみんなの医療
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/pamph54.html





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