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黒沢清の映画術を読む前に…

最近は映画からさっぱり遠ざかっているので、黒沢清の名を見聞きすると、どっぷりと漬かっていた時代を思い出し懐かしさを感じる。黒沢清については、シネモンドでフィルムまわしてた友人から教えてもらって、初めて見たのが『CURE』だった。サイコ/サスペンス/スリラー/ホラーという既成のジャンルだけでは、語りつくせぬ魅力…というより魔力を感じる作品になっている。何を見せたいのか?どう演出したいのか?がはっきりとしていて、とてもスタイリッシュに感じた。特に交番でおまわりさんが銃を撃つシーンが印象に残っている。警察官役のでんでんの存在感が自然すぎて不気味なことこの上なかった。
すっかり黒沢清の魅力にはまり、次に見たのが『ニンゲン合格』だった。不自然な家族の再生と破壊の物語。今さら語るつもりもないが、失われた時間を埋めていく少年/青年役の西島秀俊が素晴らしかった。黒沢清の映画はどれもわかりやすいくせに、心のどこかにフックして静かに淡々と流れていくのだ。
日本の映画は観ない(ハリウッド映画は…も同様)…とかシラフで云うのは、堅くて狭くて小さいな~(というよりも相当にズレているんだけれど)。

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