読書感想文的ブログを読む
- 2015-03-11(12:27) /
- 生 活 etc.
【手塚治虫】やけっぱちのマリア
- 2011-03-21(16:13) /
- 生 活 etc.
手塚治虫による性教育マンガ。
主人公である焼野矢八(通称やけっぱち)から出てきた分身・エクトプラズムが、やけっぱちの父親が作っているダッチワイフの中に入り込んでしまい、ヒロインであるマリアが誕生する…というぶっ飛んだ序盤からの展開。キている設定とは裏腹に、ストーリーは、やけっぱちとマリアの学園生活、不器用な恋愛とケンカと不良グループと…という典型的な学園ラブコメ。
マリアが可愛いすぎる。彼女がダッチワイフに入り込んで、はじめて形をあらわした登場シーンの全裸!おしりをちょっと突き出した後姿!ジャーンというオノマトペ!のインパクトは強い。物語の後半、ケンカでやられたやけっぱちの仕返しに向かうマリア。髪を短く切り、胸にさらしを巻いて、男装(そもそもマリアは、男性であるやけっぱちが生み出した女性性であるのだが)して駆け出す姿が美しい。
でも、しょせんはダッチワイフ=空気人形。火気厳禁のビニール製。やけっぱちとの恋にも、悲しい結末が待っている。
幼い頃に母を亡くした、やけっぱちの心が生み出したマリア。いわばマリアは、やけっぱち自分自身であり、やけっぱちの母親への思いであり、つまりはナルシシズムとエディプスコンプレックスのかたまり。マリアが失われそうになる物語の後半、マリアとの健全な決別こそ、やけっぱちの成長の証。
マンガに性表現が取り入れられ始めた時代の作品。ではあるが、手塚がマンガで性教育を!と本気で思ったかどうかはかなり微妙。永井豪のハレンチ学園以降の作品であることから、世間に対してなんらかの反抗意識があったのは伺える。案の定、福岡県児童福祉審議会から有害図書の指定を受けている。(正確には連載していた少年チャンピオンが指定された)そういう健全にして不健全な時代の作品。
主人公である焼野矢八(通称やけっぱち)から出てきた分身・エクトプラズムが、やけっぱちの父親が作っているダッチワイフの中に入り込んでしまい、ヒロインであるマリアが誕生する…というぶっ飛んだ序盤からの展開。キている設定とは裏腹に、ストーリーは、やけっぱちとマリアの学園生活、不器用な恋愛とケンカと不良グループと…という典型的な学園ラブコメ。
マリアが可愛いすぎる。彼女がダッチワイフに入り込んで、はじめて形をあらわした登場シーンの全裸!おしりをちょっと突き出した後姿!ジャーンというオノマトペ!のインパクトは強い。物語の後半、ケンカでやられたやけっぱちの仕返しに向かうマリア。髪を短く切り、胸にさらしを巻いて、男装(そもそもマリアは、男性であるやけっぱちが生み出した女性性であるのだが)して駆け出す姿が美しい。
でも、しょせんはダッチワイフ=空気人形。火気厳禁のビニール製。やけっぱちとの恋にも、悲しい結末が待っている。
幼い頃に母を亡くした、やけっぱちの心が生み出したマリア。いわばマリアは、やけっぱち自分自身であり、やけっぱちの母親への思いであり、つまりはナルシシズムとエディプスコンプレックスのかたまり。マリアが失われそうになる物語の後半、マリアとの健全な決別こそ、やけっぱちの成長の証。
マンガに性表現が取り入れられ始めた時代の作品。ではあるが、手塚がマンガで性教育を!と本気で思ったかどうかはかなり微妙。永井豪のハレンチ学園以降の作品であることから、世間に対してなんらかの反抗意識があったのは伺える。案の定、福岡県児童福祉審議会から有害図書の指定を受けている。(正確には連載していた少年チャンピオンが指定された)そういう健全にして不健全な時代の作品。

日々豪雪。
- 2011-02-01(21:44) /
- 生 活 etc.
日々豪雪。毎週毎週、ぼちぼちと忙しく、いろいろなことが起こり、そして雪が降る。降り続く。紡ぐ言葉は失われ、世界は白を超えて、音が無い世界となる。週末に仕事を休もうとすると、上司から「スキーしたっけ?」と聞かれる。「やりません。」と即答。

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暴風、竜巻、雨あられ。
- 2010-12-04(08:46) /
- 生 活 etc.
突然の暴風。黒い雲がすごい速さで流れる。霧も流れる。倒れた看板を起こして直す人。獣の唸り声のごとき轟音。横に降る雨。ときどき雷。稲光。雷鳴にビクリ。灰色の空。カタカタと、キーボードを叩く速度はいつもと同じ。珈琲をひとくち。外の景色とシンクロする心、ザワザワ。冬の嵐。



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- 雨風雪
年間100冊の本を読んで、100冊の感想を書こう…未達。
- 2010-11-30(18:45) /
- 生 活 etc.
年間100冊の本を読んで、100冊の感想を書こう…と思っていたが、やはりなかなかに難しい。致命的なのは、本を読むのが遅い。今年は今のところ、月に6~7冊のペースで読んでいる。現時点で47冊の読了感想をアップ済み。まだアップしていない読了感想が17冊分あり。小説ばかりだと、もうちょっとスイスイ読めるのだが、仕事に関連した少々お堅い本もあったりすると、すっかり滞る。
素早く読む技術を身につけたいと思いつつも、じっくりと本を言葉のひとつひとつを味わい楽しみながら読むのも良いなと思ったり。
素早く読む技術を身につけたいと思いつつも、じっくりと本を言葉のひとつひとつを味わい楽しみながら読むのも良いなと思ったり。

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夢が叶うこと(a little)
- 2010-11-25(22:24) /
- 生 活 etc.