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出張二日目 パエリアを思い出す。

あっという間に出張先での生活にも慣れて、すでに快適でこのままずっとここにいてもいい…なんて思い始めたわけで。とある研修施設に幽閉というか缶詰というか軟禁というか、ずっと部屋に篭っているのだが、個室にはテレビもなくインターネットにも接続できず、コンビニまでも遠く、しかも冷たい雨が降り続いている。こんな閉鎖的な状況。しかし選択肢がないといのも意外に楽なものだ。そんな東京の夜。そんな高尾の夜。岡本綺堂なぞ読みつつ過ごす。

ここでの食事は施設の食堂にてきっかりしっかり朝昼晩と三食いただいている。普段あまり間食するわけではないのだが、コンビニにも行けない(行こうと思えば行けるのだがその気にならない)状況にあると、朝昼晩の三食が妙に待ち遠しいというか楽しみで仕方がないのだ。お腹が空くとか空かないとかいうこととは別にして、食事が待ち遠しい…こんな感覚は初めてかもしれない。

何かに似ているなと思って考えたら、そうかこれは刑務所の感覚なのだと気づいた。これで生活全般の規範が厳しく、缶コーヒーやジュースにビールなど買う/飲む自由もなければ、三食に対する感覚はもっともっと鋭敏になっていくに違いない。花輪和一が描いた刑務所の生活のリアルに一歩、というか半歩だけ近づけた気がした。

食堂の食事には満足はしないまでも、劇的に不味いわけではないので助かったと思ったが、やはりもっと美味しいものが食べたいという気持ちは強い。旅立つ前にハマって連続して作り続けたパエリアを思い出す。シンプルにイカとトマトのパエリア。

パエリア イカとトマトのパエリア

トマトの投入がちょっと早すぎて色が悪いのが玉に瑕。ふかふかした米が旨し。


餡子の蝶が飛ぶほどには覚醒せず。
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パエリア
料理

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