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クラッシュを見る。

といっても、奥山和由監督作品でも、クローネンバーグでもなく、ポール・ハギスが監督・脚本をつとめた作品。ロサンゼルスという都市での数日間の群像劇。登場人物は多数。地方検事とその妻、黒人の刑事とラテン系の恋人、中東系の雑貨店を営む家族、鍵の修理屋、テレビ局に勤めるエリートの黒人とその妻…さまざまな階層/人種である。貧困や銃、社会が孕む多くの問題、人種差別の問題、家族の問題etc.描かれる内容も広い。が、わずか2時間弱の時間ながら、散漫な印象はなく、個々の積み重ねられるエピソードが最後に折り重なってくる。といっても、それはカタルシスを味わうためではない。映画の冒頭で語られるように、人はぶつかり合って生きていくのだ、ということを確認させるためだ。わかりづらくなりやすい、群像劇だが、これは脚本・編集が素晴らしく、飽くことなくラストまで物語は動き続ける。ラストに示されるのは、かすかな希望。こんな希望が生まれる瞬間にも、クラッシュは起き続ける。映画は世界で起こり続けるクラッシュの一旦を切り取ったに過ぎない。

クラッシュクラッシュ
(2006/07/28)
サンドラ・ブロック、ドン・チードル 他

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