スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




金沢にあった双子ラーメン。

その昔。といっても何十年も前の話ではない。金沢に住んでいた頃。広小路の交差点から西、増泉方向へいったあたりに双子ラーメンというラーメン屋があった。ある日突然に看板が上がっていた。「双子ラーメン」とデカデカと書いてある。なんか変な名前。

通るたびに気になった。店がやたらと明るいのだ。飲食店というよりもコンビニっぽい感じで雰囲気がない。店の前の通りはよく車で通り過ぎるので、いつも見ていた。そして結局ひと月もたたないうちに、どうしても気になって仕方がなくなって、恐る恐る店を訪れてみた。

メニューの日本語が異様で下手だった。だけども漢字だけは異常に達筆だった。店は中国人がやっていたのだった。しかも双子の兄弟。だから双子ラーメンなのだ。単純。謎は解けた。兄弟はまだ若く20代前半に見えた。二人の母親が店を手伝っているようだった。

とんこつベースのラーメンは美味しかった。テーブルには豆板醤が置いてあり、自由に入れてよかった。これにハマった。最初、白濁したスープを頂き、あとで豆板醤を加えて赤く染まった辛いスープを味わう。2段階の楽しみ。手作りの点心も旨かった。

繊細な味ではなかったが、雑な感じが雰囲気があってよかった。脂の量、麺の固さが指定できた。ラーメン半額の日があったり、何回かラーメンを食べると無料券がもらえたり、変なシステム…というか大丈夫か?と心配したくなるようなサービスっぷりだった。

しばらく通った。そのうち、蛍光灯の本数も適切に減らされ、メニューの日本語も正しくなり、サービスも過剰でなくなり、店は安定しはじめたように見えた。しかし、ある日、突然に看板がなくなっていた。長期の休みか?と店の前を通るたびに、明かりがついていないか確認した。だが、過剰に明るい双子ラーメンの照明が灯ることはもう無かった。

福建省から来たという二人は、今どこで何をしているのだろう。今でもこの道を通るたびに、店のあった場所で振り返ってしまう。もう明かりが灯るわけもないのに。


関連記事
スポンサーサイト




トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメントの投稿

Private :

「ひとつだけ」このかわいい曲を上手に唄えるのはキヨシロだけだなーと。
そんなこと思いながら聞いてました。

おー奇遇。
ふたりともすごい個性なのに
どちらもすごくよかった。
矢野さんラーメン食べたい
天才。

> いまわのさんと矢野顕子の「ひとつだけ」きいて
ボクもyoutubeでさっき見ました。奇遇。
シンクロにシティ~

ラーメン食べたいわあ。

双子ラーメン。
いまわのさんと矢野顕子の「ひとつだけ」きいて、「ラーメン食べたい」きいて、
昼は寒いからラーメン屋さんで、
ここもラーメンでした。

search
new
category
archive
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

other

recommend
楽天


amazon

tag
このページのトップへ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。